宝石(ほうせき)にはいくつかの神話(しんわ)があります。サタンとキリストの話(はなし)はエメラルドにまつわる神話(しんわ)のひとつです。遠い(とおい)遠い(どおい)昔(むかし)、天上界(てんじょうかい)では、大天使(だいてんし)ミカエルが率いる(ひきいる)天使(てんし)軍(ぐん)と、堕天使(だてんし)ルシファーが率いる(ひきいる)悪魔(あくま)軍(ぐん)の戦争(せんそう)がありました。ルシフェル【Luciferel】(後(あと)のルシファー【Lucifer】)のスペルの最後(さいご)のelには、「光り輝く(ひかりかがやく)もの」という意味(いみ)があります。ルシフェルは元(もと)は、神(かみ)から最も(もっとも)愛さ(あいさ)れており、天使(あまつか)たちの中(なか)でもトップクラスの大天使(だいてんし)長(ちょう)でした。しかし、最高(さいこう)の権威(けんい)と力(ちから)を与え(あたえ)られたルシフェルは、その状況(じょうきょう)にとてもうぬぼれてしまい、自分(じぶん)は神(かみ)をも追い越せ(おいこせ)るのではと勘違い(かんちがい)し、神(かみ)をも敵対(てきたい)してしまいました。堕天使(だてんし)となってしまったルシフェルは、その「光り輝く(ひかりかがやく)もの」という意味(いみ)のelがなくなり、ルシファーとなってしまいました。そして、戦争(せんそう)が起こっ(おこっ)たのでした。大天使(だいてんし)ミカエルの炎(ほのお)の剣(けん)が、堕天使(だてんし)ルシファーの冠(かんむり)からエメラルドを叩き落し(たたきおとし)た時(とき)に、勝敗(しょうはい)がついたと伝え(つたえ)られています。ルシファーは戦(いくさ)に敗れ(やぶれ)、サタンと呼ばれる(よばれる)ようになりました。ルシファーの冠(かん)にあったエメラルドは、落ち(おち)た時(とき)に大地(だいち)と衝突(しょうとつ)して砕け(くだけ)散っ(ちっ)たことにより、無傷(むきず)のエメラルドが見つから(みつから)ないと言わ(といわ)れています。その後(そのご)、冠(かんむり)から落ち(おち)たエメラルドはくり抜か(くりぬか)れて聖杯(せいはい)となり、この聖杯(せいはい)こそがイエス・キリストが最後(さいご)の晩餐(ばんさん)で使用(しよう)したものだったと言わ(といわ)れ有名(ゆうめい)です。また、イエス・キリストが処刑(しょけい)された際(さい)に、イエス・キリストから流れる(ながれる)血(ち)をこの聖杯(せいはい)で数滴(すうてき)受け(うけ)たともされています。その後(そのご)、この聖杯(せいはい)はとある山(やま)の山頂(さんちょう)に奉ら(たてまつら)れてる事(こと)になりました。そして、一団(いちだん)の騎士(きし)により、護ら(まもら)れました。純潔(じゅんけつ)な人(ひと)以外(いがい)が近寄る(ちかよる)と見え(みえ)なくなるといわれています。
ニキビの治療のための薬は、軟膏やクリームなど、直接患部に塗るタイプのものだけでなくて、飲み薬もあります。