宝石の特徴的なカットしずく

【ペアシェイプカット】（Pear-shaped brilliant Cut）は、しずく型(がた)をしたブリリアントカットの宝石(ほうせき)です。宝石(ほうせき)のブリリアントカットの一種(いっしゅ)です。宝石(ほうせき)の形(かたち)には、丸い(まるい)ラウンドカット、楕円(だえん)のオーバルカット、丸み(まるみ)を帯び(おび)たひし形(ひしがた)のマーキスカット、そしてしずく型(がた)のペアシェープカットなどカットにより色々(いろいろ)あります。それぞれの形(かたち)に個性(こせい)があり、しずく形(けい)のペアシェープの「ぺア」とは洋ナシ(ようなし)のことで、そのカット名(めい)は洋ナシ(ようなし)の形(かたち)に似(に)ているためつけられたものです。特徴的(とくちょうてき)なカットは、一方(いっぽう)は丸み(まるみ)を帯び(おび)た先端(せんたん)で、もう一方(いっぽう)は鋭い(するどい)先端(せんたん)になっているシェイプです。このバランスがとても美しい(うつくしい)のでしょう。人(ひと)の視線(しせん)は、全体(ぜんたい)を見ている(みている)ようですが、実は(じつは)そうでもないようです。必ず(かならず)、視点(してん)が集まり(あつまり)やすい部分(ぶぶん)があるようです。これは、人によって(ひとによって)も誤差(ごさ)はありますが、このペアシェープカットの場合(ばあい)では、丸み(まるみ)を帯び(おび)た部分(ぶぶん)から鋭い(するどい)先端(せんたん)まで、視線(しせん)が集まり(あつまり)ますが、ほとんどは鋭い(するどい)先端(せんたん)に向かっ(むかっ)て集まる(あつまる)ようです。このが宝石(ほうせき)のデザインにアクセントを生み出す(うみだす)ポイントとなるようです。ペアシェイプカットは中世(ちゅうせい)ヨーロッパで好んで(このんで)用い(もちい)られ、しずくの形(かたち)でカット面(めん)が多く(おおく)、反射光(はんしゃこう)が繊細(せんさい)で大人(おとな)の雰囲気(ふんいき)が漂い(ただよい)ます。リングにするなら、鋭く(するどく)尖っ(とんがっ)た方(ほう)を指先(ゆびさき)に向ける(むける)と、指(ゆび)を長く(ながく)美しく(うつくしく)見せる(みせる)ことができます。ここ十数年(じゅうすうねん)、再び(ふたたび)、ペアシェイプカットのエメラルドは、人々(ひとびと)の脚光(きゃっこう)を集め(あつめ)ています。、普段(ふだん)のジュエリーからハイジュエリーまで、注目(ちゅうもく)されています。石(いし)そのものの大きさ(おおきさ)や形(かたち)から、ジュエリーに仕立てる(したてる)ときのバランス感(かん)を作り出し(つくりだし)ていきます。ですからオーダーメイドがとっても楽しみ(たのしみ)です。また、ペアシェイプカットは、別(べつ)の魅力(みりょく)を発揮(はっき)させるため、石(いし)の方向(ほうこう)をさまざまな角度(かくど)に変え(かえ)てジュエリーにします。ペンダントをはじめとして様々(さまざま)なジュエリーアイテムとしてペアシェイプカットのエメラルドは、幅広く(はばひろく)喜ば(よろこば)れています。