宝石の王様ダイヤ

ダイヤモンドの由来(ゆらい)は「不屈(ふくつ)」「征服(せいふく)されざるもの」を意味(いみ)するギリシャ語(ぎりしゃご)のアダマス(adamas)という語源(ごげん)からきています。架空(かくう)の超硬(ちょうこう)鉱物(こうぶつ)「アダマント」や「アダマンタイト」も同じ(おなじ)語源(ごげん)で、ファンタジー作品(さくひん)によく登場(とうじょう)します。和名(わめい)は「金剛不壊(こんごうふえ)(こんごうふえ)の石(いし)」という意味(いみ)から「金剛石(こんごうせき)」と呼ばれ(よばれ)ます。「金剛不壊(こんごうふえ)」とは仏(ふつ)経典(きょうてん)にある言葉(ことば)で、「金(きん)(金属(きんぞく))のように硬く(かたく)、壊れ(こわれ)にくい」という意味(いみ)です。ダイヤモンドは宝石(ほうせき)の中(なか)でも最も(もっとも)硬い(かたい)宝石(ほうせき)で、一般的(いっぱんてき)に最も(もっとも)知名度(ちめいど)が高い(たかい)です。モース硬度(こうど)10ですが、1ランク下の(したの)モース硬度(こうど)9のコランダム(ルビーやサファイア)とは比較(ひかく)にならないほど硬い(かたい)です。しかし、劈開(へきかい)性(せい)という一定(いってい)の方向(ほうこう)からの衝撃(しょうげき)に弱い(よわい)特性(とくせい)があるため、実は(じつは)意外と(いがいと)もろかったりもします。成分(せいぶん)のほぼ全て(すべて)が炭素(たんそ)からなる元素(げんそ)鉱物(こうぶつ)で、等(など)軸(じく)晶(あき)系(けい)の結晶(けっしょう)を形成(けいせい)しており、比重(ひじゅう)は3.51です。ダイヤモンドは、Color カラー(色(いろ)) ・Clarity クラリティ(透明度(とうめいど)) ・Carat カラット(重量(じゅうりょう)) ・Cut カット(カット) の4Cという基準(きじゅん)でその品質(ひんしつ)が厳しく(きびしく)わけられていて、他の(ほかの)宝石(ほうせき)と異なり(ことなり)ます。一般的(いっぱんてき)にはダイヤモンドは無色透明(むしょくとうめい)の宝石(ほうせき)と思わ(とおもわ)れています。が、ブラウンダイヤモンド、イエローダイヤモンド、ブルーダイヤモンド、ピンクダイヤモンド、レッドダイヤモンド、グリーンダイヤモンド、パープルダイヤモンドなど様様(さまざま)な色あい(いろあい)のカラーダイヤと言わ(いわ)れるものもあります。

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ダイヤモンドの由来は「不屈」「征服されざるもの」を意味するギリシャ語のアダマス(adamas)という語源からきています。

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