宝石(ほうせき)には様々(さまざま)な伝説(でんせつ)があります。その中(そのなか)でもダイアモンドのひとつ『リージェントダイア』は有名(ゆうめい)な伝説(でんせつ)です。この石(いし)はフランスの運命(うんめい)をも変え(かえ)たと言わ(といわ)れています。インドの鉱山(こうざん)で約(やく)４１０カラットのダイヤモンドの原石(げんせき)が発見(はっけん)されたことから、このダイヤモンド伝説(でんせつ)は始まり(はじまり)ます。ある奴隷(どれい)がこの原石(げんせき)を自分(じぶん)のふくらはぎの中(なか)に埋め込ん(うめこん)で脱走(だっそう)しました。その奴隷(どれい)はダイヤモンドの売却(ばいきゃく)価格(かかく)のうち半分(はんぶん)を渡す(わたす)とイギリス人(いぎりすじん)の船長(せんちょう)に約束(やくそく)し、船長(せんちょう)を抱き込み(だきこみ)ました。しかし、結局(けっきょく)船長(せんちょう)に裏切ら(うらぎら)れてしまい、奴隷(どれい)は殺さ(ころさ)れてしまいます。イギリス人(いぎりすじん)船長(せんちょう)は、このダイアモンドを宝石商(ほうせきしょう)に売却(ばいきゃく)します。しかしその後(そのご)、突然(とつぜん)、発狂(はっきょう)して自殺(じさつ)してしまいます。１７１７年(ねん)、このダイアモンドの評判(ひょうばん)を、フランスの宝石(ほうせき)収集家(しゅうしゅうか)ルイ１５世(せい)の摂政(せっしょう)（リージェント）であるオルレアン公(こう)が聞きつけ(ききつけ)、購入(こうにゅう)しました。これ以降(いこう)、このダイアモンドは、リージェントダイアモンド(The REGENT)と呼ばれる(よばれる)ようになりました。その後(そのご)、フランス革命(かくめい)が起こり(おこり)、リージェントダイアモンドを手に入れた(てにいれた)ルイ家(け)は滅び(ほろび)てしまいました。リージェントダイアモンドは国有(こくゆう)財産(ざいさん)となり、ナポレオンの戴冠式(たいかんしき)を飾り(かざり)ました。しかしその後(そのご)、そのナポレオンは失脚(しっきゃく)し、流罪(るざい)となりました。そしてリージェントダイアモンドはナポレオンの妻(つま)がオーストリアに持ち去っ(もちさっ)てしまいます。しかし、その後(そのご)返却(へんきゃく)します。ナポレオン３世(せい)が王位(おうい)を追われ(おわれ)た時(とき)も、リージェントダイアモンドはフランスに残さ(のこさ)れていました。それから時(とき)を経(へ)て、現在(げんざい)ではリージェントダイアモンドはルーブル美術館(びじゅつかん)に収蔵(しゅうぞう)されています。何億(なんおく)年(ねん)もの地(ち)に埋もれ(うずもれ)、暗闇(くらやみ)の中(なか)で培わ(つちかわ)れたパワーが、原始的(げんしてき)とも言え(ともいえ)るほどのすさまじい凶暴性(きょうぼうせい)を秘め(ひめ)、様々(さまざま)な伝説(でんせつ)を生み出す(うみだす)のでしょう。
コラーゲンは肌や皮膚のほか、内臓や骨、筋肉、毛髪など全身の細胞にコラーゲンは含まれているんです。